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zoom RSS スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』

<<   作成日時 : 2005/04/25 23:45   >>

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昨日、人生初の観劇のハシゴをしました。
しかも、昼にスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』、夜にミュージカル『レ・ミゼラブル』という妙な組合せです。
いや〜、一日に舞台2本というのは色々な意味でキツイですね。多分、もう2度とやりません。(^^ゞ
では、まずは『ヤマトタケル』の観劇レポートからお届けします。

スーパー歌舞伎は、高校生の頃、学校の視聴覚教育で『オグリ』を観たことがありました。それまで、視聴覚教育で歌舞伎といえば、いわゆる伝統的な古典ばかり観せられていたので、これは実に画期的なことだと思ったのを覚えています。
スーパー歌舞伎は、通常の歌舞伎よりも言い回しが現代的で分かりやすく、衣装もド派手で、宙吊りのパフォーマンスなどもあり、視覚的にも楽しませてくれます。観客が、数名の教師を除いて全員が高校生でも、会場は大いに沸いたものです。
それ以来、また観たいと思いながらも、なかなか観る機会がなかったのですが、今回たまたまチケットを安く入手できる機会に恵まれ、観ることができました。しかも、千秋楽です!

開演は午前11時。新橋演舞場には10時40分頃、到着しました。
入口でお弁当が販売されていて、おばさま方が群がっていましたが、それは無視して、そのまま入場。このことが、のちに後悔することになるのです。
私の感覚としては、劇場内では飲食禁止というのが常識になっていて、お弁当を持ち込んでの観劇というのが信じられませんでした。でも、歌舞伎は違うんですね〜。歌舞伎は初心者なので、もう愕然としました。

今回のこの『ヤマトタケル』は3部にわたっていて、1部終わるごとに休憩が入ります。その休憩が、30分、25分と長い!この間に皆さん、お弁当を食べるのです。
もともと私は、上演が終わってから銀座のどこかで昼食をとることになっていました。ところが、第1部が1時間、第2部が1時間10分、第3部が1時間半で、休憩も含めると約4時間半!上演終了は15時半でした。
レミゼは17時からだったので、慌しく食事→移動をすることになってしまいました。
当初、私は普通の芝居の感覚で、遅くとも15時前には終わると思っていたもので・・・・甘かったですね。(^^;
つまり、歌舞伎はあの休憩時間に食事をしなければならないのだ、ということがよく分かりました。

おっと、肝心の作品について、まだ全然書いていないではありませんか!

<ストーリー>
日本がまだ国家として成立する以前のこと。
謀反をたくらむ双子の兄大碓命(おおうすのみこと)と口論の末、兄を誤って手にかけてしまった小碓命(おうすのみこと)は、父帝の怒りを買い、いまだ大和に従わない熊襲の征伐に行かされることになった。小碓命は踊り女に変装し、熊襲の首領タケル兄弟を殺害。熊襲タケルはその勇気を称え、ヤマトタケルの名を与えた。
見事、熊襲征服を果たし、大和に帰還したヤマトタケルだったが、父帝の許しは得られず、さらに東国蝦夷の征伐をも命じられる。
蝦夷征伐は苦難の連続で、走水では同行した妃、弟橘姫までも犠牲になった。
蝦夷を平定し、凱旋の途中タケルは尾張国に立ち寄った。国造の娘みずや姫に出会い、傷心を慰められたのも束の間。大和への帰途、伊吹山の山神を退治することを命じられる。
伊吹山の神を見くびったヤマトタケルは、みずや姫の元に宝剣「草薙剣」を置いたまま、伊吹山に向かう。苦戦ながらも伊吹山の神を倒したタケルだったが、自身も深手を負ってしまう。
懐かしい故郷の大和を夢に見ながら、道半ばでタケルの命は尽きてしまう。
やがて、ヤマトタケルの魂は真っ白な大きな鳥となって昇天していくのだった。

この話は古事記の内容とほぼ同じだと思います。ただ、あまりにヤマトタケルの凶暴性を押し出すようなエピソードは省かれています。
今回、ヤマトタケル役は、市川右近さんと市川段治郎さんのダブルキャストでしたが、千秋楽公演では、右近さんが演じていました。段治郎さんは、ヤマトタケルの東国征伐に同行するタケヒコを演じていました。二人は、今回の公演期間中、ヤマトタケルとこのタケヒコを交互に演じていたようです。

『ヤマトタケル』は最初から最後まで、せつなさに満ちていました。
兄を誤って殺害、父に疎まれ、愛する姫を失い・・・・最後は故郷を目の前にしながら、息絶えてしまう。なんて、報われない人なのでしょう!
また、もの哀しい音楽が、より一層せつなくさせるのです。

ただ、ド派手な衣裳やアクロバティックな殺陣など、視覚的には実に華やかでした。
クルクルと目がまわるほどの空中回転を連発している集団がいて、あれは何者なんだ??と思っていたら、あとで、中国の京劇の方たちだということが分かりました。確かに、歌舞伎界の人ではないよなぁ・・・・とは思っていましたが、それをきいて納得できました。
そして最後の昇天シーンは、スーパー歌舞伎ではお馴染みの宙吊りです!
スーパー歌舞伎の醍醐味はやっぱりコレです!

ストーリー的にはもっと明るい話が良かった・・・・とは思いましたが、とても楽しかったです。
また、観たいですね〜。(^^)

昨日は千秋楽ということもあり、カーテンコールでは市川段治郎さんも「ヤマトタケル」の衣裳で登場。ちょっとラッキー、と思いました。
ただ、段治郎さんの「ヤマトタケル」のほうがカッコ良く見えてしまい、全編、段治郎さんで観たかったような気が・・・・。(^^;

普通なら、この後、余韻に浸りながら感想を語らいつつ、お茶をして帰宅・・・・となるはずなのですが、今回はそうはいきません。慌しく移動です。
あまり時間もないので、お蕎麦屋さんに駆け込み、簡単に食事をすませ、帝国劇場へGO!
新橋演舞場から帝劇へは歩いても行ける距離なので、これは救いでした。

『レミゼ』の感想はまた後ほど。

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