翠の独り言

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zoom RSS 『天と地と』

<<   作成日時 : 2005/04/29 23:10   >>

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GWに入り、ずっとやりたくてもできなかったクローゼットの中の衣替えをやっとすることができました。
4月に入った時点で、ある程度はやっていたものの、まだ寒い日もあったし、まとまった時間もなかったので、ちょこちょこと春物を引っ張りだしては何とか凌いでいました。
総入れ替えすると、何だか色々なものを整理したくなってきて、積み上げられた本の山や増えてしまったCDの整理まで始めてしまいました。

CDやMD、昔録音したテープなどを全て広げると、懐かしいものが色々とでてきました。
特にテープはそうです。中学生か高校生でお小遣いが少ない頃、CDを買うのも迷っていたので、ほとんどレンタルしてきては録音したものがほとんどだったので・・・・。
そんな中に映画『天と地と』のサントラを録音したものがありました。
思わず、すぐにかけてみて、当時のことが思い出されました。

映画『天と地と』は、角川映画15周年記念として、製作費50億円が投じられた超大作で、原作は海音寺潮五郎の同名歴史小説。上杉謙信の幼年期から武田信玄との川中島の戦いまでを描いたものです。
映画は第4回川中島の戦いをメインに描かれており、公開当時、莫大な製作費はもちろん、壮大な合戦シーンを撮影するために行われたカナダロケ、謙信役の渡辺謙の白血病発症による降板、榎木孝明の抜擢など、話題には事欠きませんでした。
しかし、結果としては「駄作」との評価。「人員とお金をかけさえすればいいというものではないという見本」とまで言われました。また、原作ファンからも、「何であの原作から、ああなるのか分からない!」と、とにかく酷評を受けたのです。

しかし、私個人としては、これはとても思い出深い作品なのです。
確かにストーリー的には大したことはないと思うし、突っ込みどころも色々あります。
例えば、何で武田軍の鉄砲隊が3段構えなの〜!?とか、川中島の頃、謙信はまだ「上杉謙信」じゃないでしょ!とか・・・・。でも、そもそも架空人物も登場させているし、その辺りは映画そのものをフィクションと捉えていいと思います。
ただ、俳優陣にはちょっと首を傾げさせられました。謙信役の榎木孝明、信玄役の津川雅彦、それぞれ別々に見ると合っているのですが、両雄が並ぶと何かミスマッチなんですよね〜。
しかし、この映画の壮大さには、ただただ驚かされました。そして何より、その映像美と音楽性にとても感動したのです。

この映画は私が映画にハマるきっかけになりました。
何でよりによって『天と地と』なのか、と言われますが、それまで映画は俳優陣とストーリー性しか重視していなかった私が、映像美とバックミュージックの重要性を初めて認識した作品だったからです。内容には全然感銘を受けなかったのに、わけも分からず感動したのです。
映画のキャッチコピーだった「赤と黒のエクスタシー」がそのままに、武田軍と上杉軍がありえないくらいにハッキリと赤と黒に色分けされていました。冷めた目で見れば「そんなアホな!」と思うのですが、合戦シーンの映像美の追求という意味では成功だったと思います。
また音楽の美しさと迫力!音楽を担当したのは小室哲哉。当時、まだ小室ファミリーがブレイクする前でしたが、この時、私は彼を天才だと思いました。

この作品から、私は映画というのは色々な見方があるのだということを悟り、どんどん映画の世界にハマっていったのです。

内容は大したことはないと言いましたが、唯一、謙信のセリフでとても印象的なものがありました。
「運は天にあり 鎧は胸にあり 手柄は足にあり」
榎木孝明さんが戦いの前に力強く言っていて、今でも頭にこびりついて離れません。
当時は、これが映画の中だけのセリフだと思っていたのですが、後に「常在戦場の心得」として、謙信の居城だった春日山城内に壁書きされていたものだということを知りました。
ということは、やはり映画がすごかったのではなく、謙信がすごかったということでしょうか。(^^;


<DVD>
天と地と 天の盤
劇場公開時には入らなかった37分に及ぶ合戦シーンも収録

天と地と -HEAVEN & EARTH- 地の盤
ハリウッドを代表する編集者、ロバート・C・ジョーンズが再編集した海外編集版特別バージョン。
日本的情緒や宗教的色彩などは薄まっているが、代わりに合戦などバトル・シーンが際立った娯楽色の強いものになっている。

<ビデオ>
天と地と(黎明編)
映画「天と地と」の宣伝を兼ねて日本テレビ「金曜ロードショー」枠で放映された大型時代劇。
前宣伝のハズが結果としてこちらの方が出来が良かったとも言われている。
謙信の幼年期から兄を倒すまでを描く。

<書籍>
天と地と 上

天と地と 中

天と地と 下

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「天と地と」は確かに内容はツッコミを入れたくなるところが多いのですがなにしろ謙信ファンの私…何度も観ちゃっています(^^;
サントラCDも持ってたりします♪
にしても翠さんて、結構歴史好きなんですか?
普通は川中島合戦時の謙信の名前は知らないと思いますよ。
ちなみに謙信の名言の一部はこちらのサイトでどうぞ↓
http://rekiju.hp.infoseek.co.jp/meigen.htm
アイン
2005/05/01 21:41
アインさん、こんばんは!
やっぱり『天と地と』はご覧になっているんですね〜。
私が急にこの映画が懐かしくなったのも、アインさんやはたぼーさんたちが川中島合戦絵巻に参加されていた影響もあると思います。

私は、歴史は好きですね〜。中学と高校の社会の教員免許も持っていますし、教育実習は中学の歴史担当でした。(^^)
でも、戦国時代はあまり得意ではないんです。
本は色々読むので、その中で覚えていることもあるのですが、史実とフィクションの区別がつかないこともありますし、うる覚えのことも多くて、よく私の知識は「中途半端で役に立たない」と言われています。(>_<)
上杉謙信の名前も、出世魚のように変わっていったのは知っているのですが、どういう変遷を辿ったか、その辺の記憶は怪しいです。ただ、「謙信」と名乗るようになったのはだいぶ後になってからだったと思ったので・・・・。
なので、詳しいと思って、あまり突っ込みを入れないでください。(^^;

2005/05/02 00:26
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