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zoom RSS モンティ・ロバーツ著『馬と話す男』

<<   作成日時 : 2005/04/13 23:16   >>

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『馬と話す男 〜サラブレッドの心をつかむ世界的調教師モンティ・ロバーツの半生〜』を読みました。
以前、乗馬クラブで同じカドリールのチームのメンバーにすすめられ、本だけ購入していたものの、なかなか読む時間がなく、やっと読むことができました。

モンティ・ロバーツさん、凄い方です!
馬を縛りつけ、鞭打ち、恐怖により馬を人間に従わせる旧来の調教法に疑問を覚えた彼は、自ら馬とコミュニケーションをとる方法を模索し、遂には「馬語」を習得するに至ります。
しかし、「従わせる」のではなく、「同士の契り」を結ぶという彼のやり方は、旧来の調教法を信奉する人々から批判され、詐欺師呼ばわりされてしまうのです。
人を乗せたことのない子馬に、鞍をつけ、人を乗せて走ることができるようにするためには、旧来の方法であれば、数週間、あるいは数ヶ月かかることもあります。しかし、モンティ・ロバーツさんは、わずか30分でやってしまうところから、「詐欺」と言われたのです。

彼は決して、馬を怒りません。彼の牧場では、鞭を使用することも一切禁じているそうです。馬に恐怖を与えるようなことは決してしないのです。
それでも彼は優秀な競走馬、優秀な乗馬用の馬を育てることに成功しており、彼の調教した馬たちは数々の大会で優勝しています。また、彼自身もかつては優秀な乗り手でした。

馬とコミュニケーションをはかるのは容易なことではありません。
しかし、理解しようとする気持ちがあれば、決して不可能ではないことをこの本は教えてくれています。

今ではモンティ・ロバーツ流は、さまざまなところで受け入れられ、「馬語」を解す獣医も現れていると言います。
先日、フランスから来日中の騎馬オペラ「ジンガロ」の公演を観に行きましたが、恐らく、その「ジンガロ」を率いるバルタバスも、この「馬語」を習得した人物の一人なのだろうと思いました。馬と気持ちを通わせることができるからこそ、あれだけ馬を自在に操ることができるのでしょう。

馬と関わる人たちは、是非とも読んでおいたほうがいい一冊だと思います。

馬と話す男―サラブレッドの心をつかむ世界的調教師モンテイ・ロバーツの半生
馬と話す男―サラブレッドの心をつかむ世界的調教師モンテイ・ロバーツの半生

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