翠の独り言

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zoom RSS 劇団四季『鹿鳴館』

<<   作成日時 : 2006/02/08 23:59   >>

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自由劇場で上演中の舞台『鹿鳴館』を見てきました。
『鹿鳴館』といえば、三島由紀夫の傑作であり、かつて文学座の名舞台と評された作品です。
文学座が1956年に日生劇場で初演を迎えてから50年・・・・劇団四季によってその舞台が復活を遂げました。

劇団四季におけるストレート・プレイの舞台は実は苦手です。場面転換があまりない上に、役者たちの動きも少ない・・・・台詞だけの勝負、といったところがあり、眠くなってしまうことが多いのです。
今日も始まる前から「眠くなったらどうしよう・・・・」なんて思っていたのですが、この作品に関してはそんな心配は無用でした。
確かにこの舞台も非常に動きの少ないものです。しかし、台詞勝負であるその「台詞」にとても力が宿っていて、非常に引き込まれるものがありました。
そして華やかなイメージである鹿鳴館時代・・・・それを私が思い描くままのイメージが舞台上に繰り広げられていたのです。
衣裳は森英恵さんが担当したのだとか。さすがです。

<ストーリー>
明治19年の天調節の日、内閣の大臣を勤める影山伯爵とその妻・朝子、そして朝子の元恋人で今は反政府派のリーダーである清原永之輔は、それぞれある計画を胸に抱いていた。
その夜、鹿鳴館では影山主催の夜会が行われる。清原と朝子の間に生まれた息子・久雄を巻き込み、嫉妬と憎悪が交錯して・・・・

主役の朝子を演じたのは四季の看板女優・野村玲子さん。
朝子は昔気質の女性で、洋装を嫌って和装に徹していますが、野村さんの和装は見慣れないもので何となく違和感を感じました。決して、似合わないというわけではないのですが・・・・。単に、見慣れていないだけなんだと思います。
しかし、後半、朝子は自身の掟を破って洋装をします。でも、「野村さん」としては、こちらのほうがシックリきましたね。(^^ゞ
やはり、この人はドレス姿が映えます。美しかったですね〜。

カーテンコールで作者である三島由紀夫氏の巨大な遺影が舞台上に現れ、ちょっとびっくり。
演出をした浅利慶太氏は三島氏とも親交が深かったようで、今回の作品は「三島氏に贈る」と謳っています。やっぱりそういう作品なんだなぁ・・・・と感じました。

今回、原作の戯曲の予習はしていかなかったので、先入観なしで見ることができました。
作品として、とても面白いと思います。三島氏が『鹿鳴館』を描いたのは31歳の時だそうですから、その天才ぶりが窺えます。
改めて、戯曲を読んでみたくなりました♪

鹿鳴館
鹿鳴館 (新潮文庫)

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