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zoom RSS 宝塚歌劇に男子部が存在した!

<<   作成日時 : 2007/06/15 23:59   >>

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ル・テアトル銀座で上演中の舞台『宝塚BOYS』を観てきました〜。
これは、1945年から1954年の9年間、宝塚歌劇団に実在した「男子部」をモチーフに描かれた作品です。

私はこの公演のことを知るまで、宝塚の歴史に男子部が存在したということは全く知りませんでした。それだけに、この舞台の結末は誰もが最初から予想できています。
でも、だからこそ、男たちが宝塚にかけた夢や情熱が痛いほど伝わってきて、ドラマにもなるのだと思います。
舞台の前半は、入団してきた誰もが宝塚大劇場の舞台に立つことを夢見て、希望に溢れています。しかし、後半は舞台に立てず、飼い殺しの日々が続く中で、夢を見失っていくサマがせつなく、最後の30分はずっと涙ぐみながら観ていました。

この公演では、彼らが叶えることのできなかった夢の形・・・・男性によるレビューがラストのほうで行われます。
大階段には程遠いけれど、それを模した階段が舞台上に登場。タキシード姿で階段上にズラリと並び、歌い、踊る男性たち・・・・これもアリなんじゃない?なんて思いました。全員が羽をつけて登場した時は、ちょっと微妙な気がしましたが。(^^ゞ
でも、その羽も吉野さんは妙に似合っていると思ってしまったのは何故!?(笑)
男性だけによる「すみれの花咲く頃」の大合唱なんて、そう聞けるものではありません。ていうか、もう二度とないかも。
今回の舞台は、いろいろな意味で貴重だったかもしれません。

竹内重雄役・・・・葛山信吾さん
実質的なリーダー的存在。葛山さんを舞台で拝見したのは、初めてですが、真面目で一生懸命な役柄がよくお似合いで、好演していたと思います。

星野丈治役・・・・吉野圭吾さん
ダンスを見込まれて、オーディションで入団したのではなく、劇団に呼ばれてやってきたダンサー。思えば、吉野さんのダンスをこんなにも見たのは初めてだったような気がします。
ちょっと嫌な奴ですが、個性的で吉野さんらしいキャラクターだったように思えます。
ラストのレビューは堂々たるもので、思わず見入ってしまいました。

上原金蔵役・・・・柳家花緑さん
宝塚に男子部をつくるよう創業者・小林一三氏に手紙を送り、男子部結成のキッカケになった人物。そのため、リーダーに任命されるものの、あまり融通が利かず、一生懸命だけれども空回りしてしまうことも・・・・。
柳家さんって、落語家ですよね?舞台で踊っちゃっているのでびっくりしました。しかも何気に上手い!元バレエダンサーの小林十市さんとはご兄弟なのだとか・・・・。顔はあまり似ていない!?

太田川剛役・・・・三宅弘城さん
宝塚のオーケストラから、役者への転身を図ろうとする人物。
三枚目キャラですが、実は胸を患っており、後半は彼のセリフが涙を誘います。
観客席はこの三宅さん目当ての方が多かったようです。とてもお上手だし、存在感のある役者さんです。

長谷川好弥役・・・・佐等重幸さん
女性だけの世界である宝塚と、男子部との隔たりを身をもって体現しているような人物。
佐藤さんは、テレビのドラマ等ではお見かけしますが、舞台で見たのは初めてです。なかなか素敵な方です♪

竹田幹夫役・・・・須賀貴匡さん
他のメンバーよりも入団時期は遅いものの、接触を禁じられていた女子生徒との交際を実現させ、雪解けの日も近いか?と思われたのですが・・・・。
この方のことは、今回初めて知りました。かつては仮面ライダーだったとか。言われてみれば、それっぽいかも。(^^ゞ

山田浩二役・・・・猪野学さん
チンピラ風で、何故この人が宝塚!?と思えるような個性的キャラです。
この方のことも初めて知りました。役に融けこんでいて、素晴らしかったです♪

君原佳枝役・・・・初風諄さん
男子部の世話係。かつては宝塚にも在籍していたようです。
正真正銘、元宝塚の娘役トップの方です。貫禄が違います!(笑)

池田和也役・・・・山路和弘さん
男子部をつくるよう小林一三氏に進言し、最後まで男子部の味方だった方。
山路さん・・・・つい先日まで『マリー・アントワネット』に出演していたというのにお忙しい限りです。5月末に観に行った公演では、「あと数日でフランス人ができなくなると思うと寂しい」といったことをおっしゃっていましたが、今回はしっかり「日本人」でした。(^^)


この舞台では、男子部と女子生徒たちとの交流は一切禁じられていましたが、実際の男子部は、一緒に遊びに行くこともあれば、大劇場ではなかったものの、女子生徒との共演が実現したこともあったようです。

心から「観て良かった♪」と思える作品でした。
滑稽だけれども、せつない・・・・心に残る舞台です。

男たちの宝塚―夢を追った研究生の半世紀
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
なんとなくかなしいけれど、
でも観た後はさわやあな気分になれる、
すごくいい舞台でしたね。
どの方も芸達者で素晴らしかったですし。
そして宝塚ってやっぱりいろいろあるけど、
「夢」なんだな、と再認識しました。
うーさま
URL
2007/06/16 08:30
宝塚の男子部ですか、以前、翠さんに聞きましたが、驚きでした!!今でも存在していれば、ちょっと見たかったかも。
今回のこの舞台もおもしろそうですね。
切ない話なんだろうな〜ということが伝わってきました。
snowwhite
2007/06/16 08:49
この舞台は観たかったのですが、公演の日程の関係で断念しました。本当に残念です(涙)。
exercise dependency
URL
2007/06/16 20:13
>うーさまさん
舞台では初めて観る役者さんがほとんどだったのですが、皆さん素晴らしかったですね。
ホント、いい舞台でした。公演期間がもっと長ければ、もう一度くらい行きたかったです。

>snowwhiteさん
「男子部」の存在は、初めて知った時は、衝撃を受けましたね。
周囲の反発が強くて解散となりましたが、続いていれば意外とイケてたような気がしなくもありません。
上層部に振り回され、一喜一憂する男子部の姿がホントせつなかったです。

>exercise dependencyさん
東京公演も決して上演期間が長いとは言えませんし、兵庫公演などは2日間ですものね。なかなか調整が難しいと思います。
この舞台は、DVD化も決まっているので、生の臨場感は味わえないものの、機会があれば、そちらを観てみるのもいいかもしれません。
でも、それよりもやっぱり再演を希望・・・・ですかね。(^^;

2007/06/16 22:48
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