翠の独り言

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zoom RSS 美輪さま・・・・『双頭の鷲』

<<   作成日時 : 2008/09/26 23:59   >>

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ジャン・コクトー作、美輪明宏演出・主演による舞台『双頭の鷲』を観てきました。私が美輪さんの舞台を観るのは初めてです。
美輪さん・・・・というより、「美輪さま」と呼びたくなる、その存在感は圧倒的でした。

客層は若い方から年配の方まで幅広く、男性の方も比較的多かったように思います。
ロビーに飾られていた美輪さん宛てのお花も、様々な分野から実に多くの方たちより贈られていました。江原さんからの大きな花束が真ん中に堂々と飾られていたのはさすがだな・・・・とは思いましたが、美容界のカリスマ・佐伯チズさんからのお花があったのは印象的でした。

『双頭の鷲』はオーストリアの皇后エリザベートがモデルとなっています。タイトルの『双頭の鷲』も実際にハプスブルク家の紋章でもありました。
しかし、この作品では、どこの国とも語られることはなく、主役の女性もただ「王妃様」と呼ばれるだけで、その名前も明らかにされていません。

それでも、姑である皇太后との確執や、旅から旅の生活、乗馬の趣味、ヴェールや扇で顔を隠し、いつも喪服姿でいる点など、エリザベートをモデルにしていることは明白です。
ただ、エリザベートが喪服姿でいるようになったのは皇太子ルドルフの死後でしたが、この作品では国王が暗殺された故・・・・とされています。そう、この作品では王妃に夫はいないのです。
しかし、この作品の中でも、常に王妃につきまとうのは「死」です。エリザベートの伝記を読んでも、彼女と「死」の影は切り離すことはできず、ミュージカル『エリザベート』でも黄泉の帝王に愛され、死の影がつきまといます。
最終的に、この作品でも王妃は最後には「死」を迎えるわけですが、ただ、その死に方はエリザベートとは随分違ったものでした。
そこに、この作品の創作性や面白さがあったように感じられます。

舞台のセットは豪華絢爛!衣裳も目を引くものがありました。王妃の衣裳は喪服といえども、どこか豪華さがあるのです。
そんな印象的な衣裳を担当していたのは、何と世界のワダエミさん!う〜ん・・・・納得。

<キャスト>
王妃 ・・・・ 美輪 明宏
スタニスラス(アズラエル) ・・・・ 木村 彰吾
警視総監フォエーン伯爵 ・・・・ 長谷川 初範
エディット・ド・ベルク男爵令嬢 ・・・・ 夏樹 陽子
フェリックス・ド・ヴィルレンシュタイン公爵 ・・・・ 柄沢 次郎
従僕トニー ・・・・ 大山 峻護

美輪さん・・・・身のこなしが優雅で美しいです。ただ、美神とも言われる美しき王妃・・・・31歳というのはさすがに無理がある気が・・・・。(汗)
まあ、そういうことは気にしてはいけないのでしょうね。(^^;

木村彰吾さんは初めて知った役者さんですが、美輪作品では常連の方のようです。
作者ジャン・コクトーはこの作品を書くにあたって「一幕は沈黙。二幕は饒舌。三幕は階段落ち」という依頼をされたと言われています。
木村さんはこれらを見事に表現!一幕では、最後のほうで一言だけセリフを言うものの、あとはひたすら表情や動作だけの沈黙の演技です。あれは素晴らしいと思いました。そして、二幕では熱く語り、何より驚いたのはやはりラストの階段落ちでした。まさか、頭から落ちるとは・・・・!!
あんなことを毎日やっているとは、役者魂を感じました。

2回の休憩をはさみ、3時間30分という長い作品でしたが、飽きることなく、最後まで見入ってしまいました。
機会があれば、また、他の美輪作品も観てみたいと思います。


双頭の鷲
ファーストトレーディング
2006-12-14

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