翠の独り言

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zoom RSS なぜ、オペラって高いのでしょうか

<<   作成日時 : 2005/07/23 23:20   >>

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近頃、モーツァルトの作品集のCDがものすごく売れていると言いますよね。
癒し効果があるとされていて、科学的にも実証されているとか。
そんなブームにのってなのか、私の姉は最近、モーツァルトのCDがお気に入りの様子。だいぶハマっているみたいです。
そして、あまりにハマったためか、モーツァルトが作曲したオペラにまで興味を示すようになりました。

来年2月、モーツァルトのオペラでは代表的とも言える「魔笛」、しかもドイツ・オペラ界のみならず、ナンバー・ワン歌劇場として名高いシュツットガルト歌劇場の来日公演があるそうで、姉はこれに行きたいと言い出しました。

姉: 「魔笛やるんだって。でも、オペラって高いよね。4万だって」
翠: 「たかっ!まあ、オペラならそのくらいするけど」
姉: 「だからさぁ、オペラ貯金しようよ。月々5000円ずつだったら、そんなに重荷にならないでしょ」
翠: 「オペラ貯金"しようよ"って、私も一緒に行くことが前提なわけ!?」
姉: 「そうよ。だって、観たくない?魔笛」
翠: 「観たくないわけじゃないけど、そこまでして観たいかって言ったら、微妙・・・・」

4万あったら、一体いくつミュージカルが観れるでしょう。
それでもオペラで4万と言ったら、決して高額ではないんですよねぇ。有名な一流歌手の来日公演で、良席をGETしようと思ったら、6万だの8万だのというチケットもありますからねぇ。
6万あったら、私だったら旅行に行きますよ。それが庶民の考え方なんですかね。
やっぱりオペラって、遥か上にある感じ・・・・。

そもそも、なぜオペラってそんなに高いのでしょうか。確かに大勢の出演者やスタッフ、装置などがごっそり海外から引っ越してきて、かつ皆さんの滞在にかかる費用なんかもあるわけで、高くなってしまうのは分かります。
しかし、ミュージカルやバレエなど、他にもいろいろ舞台芸術の来日公演はありますが、そこまで高額にはなりません。この差は一体どこから生じるものなのでしょう?
やっぱり、オペラは特別な人たちのもの・・・・として位置づけておきたいのでしょうか。
これにはオペラが歩んできた歴史に関係があるのかもしれませんね。

フランス革命以降、貴族階級のものだった音楽や文学は大衆のものになりました。
そして、産業革命のおかげで庶民の中から金持ちの階級ブルジョワジーが生まれてくると、彼らは成金なんて言われたくないものだから、貴族に気後れしないように教養を大切にし、芸術家を保護しました。
作曲家たちも権力者の顔色を見ず、一般大衆の人気を得るためのオペラを書きはじめ、興行主たちも張り切ってオペラはどんどん大掛かりなっていきました。より大衆ウケするものになっていったわけです。
しかし、そこでそのまま大衆芸能への道を歩まなかったところが面白いのです。
やがて芸術は、人間の本質や思想を具現するものになっていきます。お金を得ると、次には精神性を求めるようになるんですね。安定した生活を手に入れた大衆は、哲学や文学に関心を示すようになりました。そこで、作曲家たちは、これまでとは異なる音楽性、思想性の進化、具現化に情熱を傾けるようになったのです。
この辺りからオペラは高度に、そして難解になっていったわけですね。

でも、「魔笛」は時代背景からしても、大衆娯楽作品として作られたものです。
果たして4万とは、大衆向けと言えるのでしょうか?

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