翠の独り言

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<<   作成日時 : 2006/12/16 23:59   >>

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韓国映画『王の男』を見ました!
この作品は、韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞において、史上最多である10部門を受賞。韓国では4人に1人が見たというヒット作です。

舞台となるのは、16世紀の朝鮮王朝・燕山君(ヨンサングン)の時代の宮廷。燕山君といえば、暴君として名高く、日本でもドラマ「チャングムの誓い」を見ていた方なら、その名を知らない・・・・ということはないでしょう。

宮廷が舞台と言っても、この作品でスポットをあてられているのは、王ではなく、妃や貴族でもなく、当時、身分としては最も低かった賤民である芸人たちであることは、注目すべき点です。
作品のタイトルになっている「王の男」とは、女形芸人であるコンギルを指しますが、この映画における実際の主人公はコンギルと固い友情で結ばれ、やがて王に背くことになる芸人仲間のチャンセンです。
この作品はもとは舞台作品だったそうで、舞台ではコンギルを主人公とする内容になっているようです。

<ストーリー>
16世紀初頭、史上最悪の暴君として今も語り継がれる実在の王、燕山君(ヨンサングン)の時代。王は幼い頃に母親を毒殺され、今でも心に深い傷を負っていた。そのせいか、人前で笑ったことがない。
そんな王と愛妾ノクスを皮肉った芝居が漢陽の都で人気を博し、2人を演じた”芸人の王”チャンセンとコンギルは、一躍人気者となるが、2人は重臣に捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑だと言い渡される。
一目でコンギルの美しさに魅せられた王は彼の台詞に爆笑し、臣下の猛反対を押し切って彼らを宮廷に住まわせる。何もかもが珍しい宮廷での生活。しかしそれは、2人の激烈な運命の前座に過ぎなかった・・・・。

この作品では、コンギルを演じたイ・ジュンギの美しさが話題を呼んでいますが、私はそこまでの美しさは感じなかったのですが・・・・。(汗)
いや、確かに男性にしてはホント美しいし、一見の価値はあると思いますが、騒ぐほどのことではない気がするんですよねぇ。それよりも、チャンセンを演じていたカム・ウソンが鈴木一真さんに見えて、どうしようもなかったです。(^^;
私がこの映画で何より驚かされたのは、芸人たちがやる芸を俳優さんたちが実際に練習をして、自らやっていたことです。太鼓を叩きながら踊るというのもかなり難しいことらしいですが、綱渡りまでやっていたのだから、ホント凄い!
王役のチョン・ジニョンの狂王ぶりもなかなか良かったです。ただの暴君としてではなく、垣間見える「孤独」な部分など、繊細に演じていたと思います。

この映画では芸人たちの葛藤や生き様が、感動的に描かれています。
満足に食べるものもない生活で、蔑まれながらも、「生まれ変わっても芸人になりたい」と言う彼らは芸に対して誇りを持ち、芸をやっている時は自由でさえあります。その自由さは王も羨むほど。
実際にはそんなものではなかったかもしれませんが、この作品からはそういったパッションが伝わってきました。
ただ、欲を言えば、もう少しチャンセンとコンギルの関係について、深く掘り下げて欲しかったかなぁ・・・・なんて思います。
2人は幼い頃、金持ちの家の使用人だったようなのですが、どのようにして芸人になったのか。何故、コンギルは女形になったのか、など。
また、ラストも何となく曖昧なんですよねぇ。その辺は「ご想像にお任せします」といったところなのでしょうが、どうもスッキリしませんでした。

『王の男 2』とか、やってくれないかなぁ。(^^ゞ

王の男
王の男 (角川文庫)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「チャングムの誓い」が大好きで
よく観ていたのですが、燕山君については
残虐な王という描かれ方だったので、
その王様の時代の物語ということで、
興味がある映画です。
それにしても、吹替えなしで、
役者さん自ら綱渡りもしてしまうとは、
凄い役者魂ですね!
チロル
URL
2006/12/19 20:07
>チロルさん
私もチャングム、大好きです〜。この映画もその流れで観たようなものですね。(^^;
ラストでクーデターが起きるのですが、「あぁ、これでチャングムは宮中にあがれるのよねぇ」なんて感慨深く思いました。
チャングムとは雰囲気が異なりますが、それでも、そんなつながりで見ていくと面白かったです。(^^)

2006/12/20 01:24
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