翠の独り言

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zoom RSS ミュージカル『キャンディード』

<<   作成日時 : 2010/06/11 23:59   >>

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帝国劇場で上演中の『キャンディード』を観てきました!
この作品は、レナード・バーンスタインがフランスの思想家ヴォルテールの原作を元に作り出したミュージカル。演出は、「レ・ミゼラブル」や「ベガーズ・オペラ」を手掛けたジョン・ケアードです。

全体的に陽気な雰囲気は漂っているものの、その内容は、「生きる意味とは?」といった人生論的なもの。
登場人物たちはこれでもか!というような不幸を背負い、不幸の自慢大会のような場面も・・・・。
タイトルになっているキャンディード青年も数奇な運命を辿ります。ただ、彼の場合、自業自得な面もあり、ちょっとイラッとするようなところもあるのですが・・・・。(^^;
まあ、あまりに純粋すぎて、すぐ騙されてしまうのですが、学習能力がなさすぎ?
家庭教師のパングロスの教えであった「この世に起こることは、全て最善に仕組まれている」という言葉を信じ、不幸に見舞われても「最善」と思おうとするのです。
しかし、そんなキャンディードもやがて、その教えに疑問を抱くようになり、人間不信に陥っていきます。
そして、彼なりに生きる意味を見出していくのです。

実に哲学的な作品でした。
それでも、退屈することはなく、笑いも散りばめられています。
ただ、あまりにありえないようなことが起こりすぎて、ちょっと冷めた目で見てしまうこともあったのですが・・・・。(^^;

<キャスト>
ヴォルテール/パングロス ・・・・ 市村 正親
キャンディード ・・・・ 井上 芳雄
クネゴンデ ・・・・ 新妻 聖子
マキシミリアン ・・・・ 坂元 健児
マーティン ・・・・ 村井 国夫
老女 ・・・・ 阿知波 悟美
ヴァンデルデンデュール ・・・・ 安崎 求
パケット ・・・・ 須藤 香菜
カカンボ ・・・・ 駒田 一
その他

この作品の語りであるヴォルテールと哲学教師パングロスを演じるのは市村正親さん。この作品の真の主役と言っていいでしょう。
パングロスは偉そうなことを言っていても、欠点だらけです。その欠点は市村さんならではのコミカルな演技で、憎むことはできません。
ダンス・オブ・ヴァンパイアの教授とちょっとかぶるところもあるかも?

キャンディードを演じていたのは井上君。
単純で軽率なキャンディードと井上君のイメージは、私の中ではどうも合わないのですが、モーツァルトに通じるものもあったかも?
聖子ちゃんと並ぶと、さすがにそれは自然な感じですね。(笑)

キャンディードの恋人クネゴンデを演じるのは新妻聖子ちゃん。
何の悩みもなく幸せに育った男爵令嬢が一転して、不幸の道を歩むことになりますが、その運命を受け入れる姿は痛々しかったです。
しかし、したたかな面も覗かせ、人の生きることへの執着を感じさせられました。
歌はミュージカルというより、オペラ的で、その声の高さに驚きでした。

この作品は、明るい雰囲気ですすめられていきますが、内容はあまりに重いです。
また観たいか・・・・といえば、ちょっと微妙かも。
でも、音楽的には印象に残る曲が多かったです。

今回もオケの指揮を塩田さんが務めていたのは嬉しくなりました♪


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
前に中川くんが演じていたのをDVDで見ただけですが、
すごく難しい印象でした(^^ゞ
なので今回は見送ったのですが、
キャストや演出が変わると、まただいぶ変わっているのでしょうね。
特に市村さんが二役だと、笑って見られるところが増えていたのでしょうか…。
うーさま
URL
2010/06/12 23:02
>うーさまさん
中川君がやったこともあるのですね!
見送りたくなる気持ちも分かります。(^^;

市村さんはパングロスをコミカルに演じていました。吊るし首になるシーンさえも、どこか可笑しくて・・・・。

でも、やっぱり重い作品ですね。(汗)

2010/06/12 23:26
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