翠の独り言

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zoom RSS ミュージカル『MITSUKO』

<<   作成日時 : 2011/06/18 23:03   >>

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青山劇場で上演中のミュージカル『MITSUKO〜愛は国境を越えて〜』を観てきました!
これは、ヨーロッパで最も有名な日本人と言われる、クーデンホーフ光子の物語です。

光子を演じるのは、元宝塚星組トップの安蘭けいさん。
確かな演技と歌唱力は、今回も十分発揮されていたと思います。

クーデンホーフ光子は、日本人で初めての国際結婚を果たした人物とされています。
明治時代、海を渡り、オーストリア=ハンガリー帝国の伯爵夫人となったのです。

親に勘当されながらも、愛を貫いた光子ですが、東京の町娘だった彼女が、見知らぬ異国の地で、伯爵夫人として認められるような教養を身につけるには、並大抵の努力ではなかったと思います。
それでも7人の子供に恵まれ、幸せな日々を送っていた光子・・・・しかし、夫クーデンホーフ伯爵の突然の死により、光子の生活は一変します。
守られる存在だった彼女は、クーデンホーフ家の家長として、強く生まれ変わるのです。
しかし、あまりに気張り過ぎたのでしょうか。厳格過ぎた彼女に、成長した子供たちは、背を向けることになるのです。

一時は東洋の花として、ウィーンの社交界でもてはやされた光子ですが、晩年は孤独でした。
7人いた子供たちのうち、彼女を看取ったのは、次女オルガだけ。
舞台の中では、親に背いた報いか・・・・と悩む場面もありました。

19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパは混沌としています。一生懸命、世界史を思い出しますが、舞台を観ながらも「?」となるところもありました。(^^;
しかし、そんな時代だったからこそ、次男リヒャルトは「パン・ヨーロッパ運動」を提唱するに至ったのだと思います。
「パン・ヨーロッパ運動」は、アメリカやソ連などの大国の前には、ヨーロッパは一つになるべきだとする考え方で、現在のEUの礎になった運動です。
当時は、机上の空論として、理解されないこともあったようですが、今、実際にEUは存在しています。

クーデンホーフ家の人々は、国際結婚をはじめとし、時代を先取りし過ぎていたのかもしれません。
現代なら、理解できることも、たくさんあるのに・・・・。

このミュージカルは、前半は、華やかなシンデレラ・ストーリーとなっており、後半は、激動のヨーロッパ史と共に、暗く、寂しい光子の晩年を描いています。
音楽は、かのワイルドホーン。ドラマティックに音楽で、舞台を盛り上げていました。


キャスト
 光子 ・・・・ 安蘭けい
 ハインリッヒ ・・・・ マテ・カマラス
 青年リヒャルト ・・・・ ジュリアン
 イダ ・・・・ AKANE LIV
 成人リヒャルト ・・・・ 増沢望
 その他

ハインリッヒ・クーデンホーフ伯爵を演じていたのは、ウィーン版「エリサベート」でトート役だったマテ・カマラスさん!
野獣のようなトートとは全く異なり、優しい、頼りがいのある伯爵様でした。(^^)


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